以前、Mac OS X 版 Flash での不具合を指摘していただいたSaqoosha さんから、その原因として推測される箇所の報告をいただきました。
- - - (以下、Saqoosha さんのメールからの引用) - - -
おそらく原因は「ヱ」(U+30F1) です。
FontForge で新規ファイルを作って、適当な塊をコピーしてはインストールていうのを 繰り返したところ、「ヱ」を含めるとツメがおかしくなることに気がつきました。単純に mplus-1m-bold.ttf などを開いて「ヱ」を Clear して Generate Font したものでも直ります。
- - - (ここまで) - - -
ということで昨晩の cvs から、make 時に「ヱ」が組み込まれない様に修正してみました。手元には Flash 作業の環境が無いのでその効果を確認することが出来ませんが、しばらくこのままの状態にしておこうと思います。効果の有無、お気付きの点などありましたら、WRITEBACK、Mail、Twitter (@coz)、mixi などからご報告いただければ幸いです。
とはいっても、せっかく作ったグリフを組み込む事が出来ないのは残念ですし、何よりも抜本的な解決になっていない事が不安です。識者の方のお知恵をいただければ大変助かるのですが。
もしかしたら、同様に不具合のあった Mac OS X 版 Firefox の表示が改善されているかも知れないと気付き、さっそく起動、フォント設定してみました。
甘かった。
hmtxテーブルの0番のAdvance Widthを1000にしてみたらどうでしょうか? FontForgeでの操作の方法はわかりませんが。
こんにちわ。さくーしゃです。
Mac 版 Flash で埋め込めなかった件、CVS 版で直ってます!
やっぱその文字でしたね。根本的なところが解決できてないので気持ち悪いですが。。。
Firefox の件についても、ちょっと気にかかるところを発見しました。
フォントを選択するメニューで日本語フォントは上部にまとめられているのですが、M+ はそこにはなく日本語フォント以外の残り全部のフォントのところに含まれています。どうやら日本語フォントとして認識されていないようです。
何かのヒントになれば。。
> とおりすがりさま
情報ありがとうございます。FontForge のメニューからしらべてみます。
> Saqoosha さま
そうなんですよね。実は Mac OS X 版 Illustrator でも同様で、日本語フォント扱いされていなかったようです。ところがこちらは漢字作業が進むうち、いつの間にか晴れて日本語フォントとして認められ、メニュー上部に表示される様になりました。でも不具合は相変わらずなんです。
前回のプロポーショナル用グリフに続いて、半角用グリフを見直してみたいと思います。最初に現在組み込まれているグリフでサンプル画像を表示してみます。
上から M+ M Type-1、M+ M Type-2、M+ MN の Regular です。半角幅という制限の中での可読性を意識して、全て現行 Type-1 型の「&」を使用しています。
前回試作したプロポーショナル用「&」も参照しつつ、半角幅用に調整してみます。
(a)
上段が M+ P Type-1 の試作、左から Thin、Medium、Black。中段が現行の M+ M Type-1(2)。下段が今回の試作(a)、半角幅フォントはその制限から Bold ウエイトまでとなっていますので、左から Thin、Regular、Bold となっています。
半角幅フォント M+ M Type-1 試作(a)の二つの線端が交差する部分に注目すると、ある程度の余白を確保している Thin、余白を無くして表現を簡略化している Bold に比べ、Regular では中途半端な処理となってしまい、一般的な使用寸法では潰れてしまいそうです。また太めのウエイトで上のループが大きめになっている事も気になります。そこで、これらの問題を修正してみたのが下図の試作(b)です。
(b)
字形のバランスは整ってきましたが、Regular - Bold の線端が交差する部分が中途半端になってしまいました。Thin から Regular への繋がりにも違和感があります。そこで更に大胆に修正した案が下図の試作(c)です。
(c)
だいぶまとまってきました。懸案部分もスッキリとし、一度はポンと膝を叩いたのですが、このままでは数字の「8」と誤認される確立が高そうです。半角幅フォントの性格上、プログラミング用に使われる事が多いと思われますので、このままでは問題です。そこで現行案の処理方法で誤認性を排除しつつ整理した案が下図の試作(d)です。
(d)
いかがでしょうか。結果的に現行デザイン(下段)と似通ってきてしまいましたが、左上から右下に流れる線、末広がり気味になった下ループ形状など、一般的な「&」の雰囲気も残しているので、現行デザインほどの拒絶反応は生じないのではないかと期待しています。この試作(d)で再びサンプル画像を表示してみます。
上から M+ M Type-1、M+ M Type-2、M+ MN。M+ M では試作(d)を共用し、個性的なグリフを持つ MN では現行のデザインを残してみました。念のために、この試作(d)のデザインをプロポーショナルフォントの M+ P Type-1 試作に逆流させてみました。
むしろ一番下の試作例の上段側の字形を 半角幅フォントに反映してみてはどうでしょうか? あとは右下部分の真上に伸びている直線を右上にまっすぐ伸ばしてみるとか (Bitstream Vera Sans Mono の字形に似ているかも)。
ご意見ありがとうございます。Vera Sans の字形「&」が苦手という事もあって避けていたのですが、次回に検討してみます。Vera Sans Mono と違って半角幅という厳しい制限がありますが、上手く交差部分の処理が出来れば、試作(d)よりもう少し一般的な字形になりそうですね。ただ今のところ、垂直線は前提として残しておきたいと考えています。
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